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ロープウェイは本当に安全?ロープが切れて落ちないの?

更新日:2023年7月9日

山に行ってロープウェイがあると「自分の足で登る」or「怖いけどロープウェイに乗る」の選択肢が迫られますが、結局は楽なロープウェイを選んでしまいますよね!

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楽だし景色も最高なのですが、やはりその高さに「もしもロープが切れたらどうしよう...。」 と誰もが恐怖に思うはずです...。

そこで今回はロープウェイは本当に安全なのか?ロープ(ワイヤー)は絶対に切れたりしないのかなどロープウェイの安全性を調査してみたので詳しくご紹介します!


ロープウェイを支えるワイヤー

日本では1870年(明治3年)に、鹿児島県の灯台建設用の貨物輸送として作られたのが最初で、1912年(明治45年)に大阪の新世界ルナパークと通天閣を結んだロープウェイが興業施設として初のロープウェイだと言われています。


実は誕生して100年以上も経っているんですね!


ではまずロープウェイの構造からご説明します。


まず種類にもよりますが、基本的にロープウェイは独立した3本のワイヤーで支えられています。


01.支索(しさく)

ロープーウェイを支えるメインとなるワイヤーが支索です。 ゴンドラの溝のある車輪がこのワイヤーロープ上を動きます。



02.曳索(えいさく)

ロープーウェイを引き上げる役を持つのが曳索というワイヤーです。 このワイヤーロープをモーターで巻き上げてりゴンドラを引き上げています。



03.平衡索(へいこうさく)

ロープーウェイを安定させる役割を持つのが平衡索というワイヤーです。 ゴンドラのバランスをとったり、ゴンドラを下げる為のワイヤーです。



ワイヤーの安全性

メインとなるワイヤーである支索は直径56mmもあり、重りを支えることができる破断力はなんと約278tもあります!


曳索は直径24mmで破断力は32t、平衡索は直径20mmで破断力は25.6tです。

さらに、ワイヤーの寿命は約50年もあるそうです!

また、3つのワイヤーのうち、どれか1本だけでもゴンドラを支えることができるので、万が一どれかが切れてしまっても、ゴンドラの滑車からどれかのワイヤーが外れてしまったとしても問題ないようになっています。 また、台風による強風や、大きな地震などでワイヤーに強い力がかかって、切れてしまうのではという心配もあるかと思います。 それらの対策のため、実はワイヤーは山頂側でしか固定されていません 下側のワイヤーは、コンクリートの巨大な重り(50t以上)で吊っているだけです。よってワイヤーに強い力が掛かると、重りが上下してワイヤーを伸縮して力を逃がすようになっているため、ワイヤーが切れることはありません!


乗っているときに、ワイヤーが少したるんで見えるのはこのためなんだそうですよ。


よって、ロープウェイのワイヤーが切れるという可能性はほとんどないのです。スゴイですね!!



実際の事故は起きていないの?

ロープウェイは安全性が高いということはわかりましたね。ですが実際に事故は発生しています...


では、いったいどういう事故が起きているのでしょうか?直近で発生した事故を見てみましょう。


■2016年12月11日 日本

北海道函館市の「函館山ロープウェイ」で、従業員が機械に体を挟まれ死亡しました。

原因はワイヤーの清掃中での事故でした。


■2021年05月23日 イタリア

イタリア北部のピエモンテ州ストレーザで頂上に向かう途中、牽引ケーブルが断線し急降下したあと、パイロンにぶつかって20m落下し、乗客14人が死亡しました。

原因は自動ブレーキシステムを意図的に停止させていたことでした。


■2022年06月29日 日本

群馬県片品村の「日光白根山ロープウェイ」で、約1時間にわたって運行が停止し宙づりのままになりました。けが人はいませんでした。


原因はゴンドラ上部の衝撃吸収材が振動で基準以上に揺れたことで安全装置が反応して自動停止したためでした。



まとめ

​いかがだったでしょうか。 ワイヤーは3本使用していること。ワイヤーが1本でも支えることが出来ること。強い力が掛かっても切れないことなど、ロープウェイはあらゆる事故を想定して作られていることがわかって頂けたかと思います。

構造的にはエレベーターとほぼ同じです。斜めに登るエレベーターだと思えばわかりやすいでしょう!

今回の調査によってロープウェイの安全性は高いことがわかりました。

​​ これからは安心してロープウェイに乗ることができますね!

旅行などで山に行く際は、ぜひロープウェイを利用しましょう!!


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