ブラックホールはどうやって出来るのか?

ブラックホールは、ドイツの天体物理学者であったカール・シュバルツシルトがアインシュタインの一般相対性理論の方程式から、1916年にブラックホールという天体の存在を導き出しました。

現在ではブラックホールという名は世界でも有名になり、多くのひとに知られていますが、実はその撮影に成功したのは2019年になってのことなんです。

​​今回はブラックホールとは一体何なのか。一体どうやって出来るのかをご紹介します!

ブラックホールとは

ブラックホールは黒い穴という意味で、超巨大な星の寿命が尽きた時に発生する天体です。
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星の中心にある核(コア)の寿命が尽きて消えてしまうと、その星が自分の重さを支えきれなくなってしまい、全ての物質が星の中心に向かって落ちていきます。

それによって中心の重力はどんどん強くなって超高密度となり、最終的には光でさえもその重力から逃げ出せないほどになります。
これがブラックホールです。何だか凄まじいですね。

現在ではあたり前のように知られているブラックホールですが、撮影に成功したのは2019年4月のことで、やっとその存在が明らかになりました。

太陽もいずれブラックホールになるのか

太陽もいずれはブラックホールになります。

ただし、もし太陽が消滅したとしても直径6km程度の小さなブラックホールにしかなりません…。

地球よりはるかに大きい太陽でも、宇宙の中ではとてもとても小さな星なのです。

ブラックホールはいつまで続くのか

現在、ブラックホールは無限に続くわけではないと想定されています。
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現在は予測でしかありませんが、やがてブラックホールは「ブラックホール蒸発」という大爆発を起こしてやがて消滅すると想定されており、人類は次にこの「ブラックホール蒸発」の撮影に挑んでいます。

​まだまだ謎の多いブラックホール。その真実が解明されるのが楽しみですね。

ホワイトホールは存在するのか

ホワイトホールは、すべてを呑み込むブラックホールに反し、事象の地平線から物質を放出するものといわれています。

ただしこれは、アインシュタイン方程式の解とした一般相対性理論で理論上議論されているもので、あくまでも「予測」であり、観測的にもホワイトホールの存在は見つかっていません。

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