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絶対に飛行機でやってはいけない!航空法の違反行為 8選

みなさんは飛行機を利用しているでしょうか。

実は飛行機には航空法というものがあります。
この航空法に違反すると罰金や逮捕が科せられてしまいます。

では、いったい何をすれば違反となってしまうのか。えっ!?こんなことで?って思ってしまうものも含めご紹介します!

01. 航空法とは?

航空法とは、民間の飛行機の安全、及び航行に起因する障害の防止などを目的として定められた日本の法律です。

​航空法の中でも、飛行機内における以下の行為は禁止されています。

​・飛行機の安全を害する行為
・機内にいる他の方、もしくは財産に危害を及ぼす行為
・安全阻害行為等

「飛行機の安全を害する行為」と、「安全阻害行為等」は同じことにように思えますが、「安全阻害行為等」は主に飛行機内での秩序を乱したり、規律に違反する行為が該当します。

機長の命令に従わない場合は、罰金が科せられます。

02. 航空法の違反に該当すること

■トイレ内でタバコを喫煙する行為
火災や重大な事故が起きるおそれがあるため喫煙は禁止されています。

1999年に機内での喫煙を禁止とし、2004年にはトイレ内での喫煙を禁止命令とした内容を航空法第73条、航空法第150条として適用されました。
これによって、トイレ内で喫煙した場合は50万円以下の罰金が科せられます。

ただし、現在でも年間100件ほど発生しているそうです。

■離着陸時に座席の背もたれ、テーブル、フットレストを所定の位置に戻さない行為
そのくらいいいのでは?と思ってしまうこちらも実は禁止事項です。
非常時になった場合、脱出の妨げとなる可能性があるためです。

■乗務員の業務を妨げる行為
客室乗務員の業務を妨げる行為を行うことも禁止です。
これによって、飛行機の安全に支障が出たり、離陸が遅れるなどのトラブルが発生してしまうためです。

■乗降口、または非常口の扉の開閉装置を正当な理由なく操作する行為
これは言うまでもなく禁止ですね。

■指示に従わず、座席のシートベルトを装着しない行為
思わぬ事故や、着陸時など非常に危険です。

■手荷物を緊急時の脱出の妨げとなる場所に置く行為
通路などに手荷物を置くと、非常時の脱出が困難になる可能性が高いので禁止されています。

■非常用の装置や器具をみだりに使用する行為
これも言うまでもありません。

■電子機器が電波を発信する状態にしておく行為
ドアの解放時、着陸滑走終了後を除いて、スマートフォンをはじめとした電子機器が対象です。

2014年に飛行機内の電子機器の取り扱い事項が変更となり、ほとんどの国際線でスマートフォン、パソコンやゲーム機、Bluetooth製品などの使用が許可されました。

ただし、機内で使用する場合は、飛行機外の通信設備に無線通信しない状態にしていなければいけません。
よって、通信を発生させない機内モードにしておけば問題ありません。

ただし、機内モードでも天候状態などで運航に支障があると判断された場合や、機内にペースメーカーなどの医療機器を使用している乗客がいる場合は使用はできなくなります。

また、JALやANAの国際線では、機内Wi-Fiサービスを提供しているので、インターネットを利用することができます。

03. 実際に罰金となった実例

「加熱式タバコならいいかと思って…」
日本人男性(40歳代)がトイレでタバコを吸ったところ、すぐにバレました。

乗務員が水を持ってトイレに駆け込み、他の乗務員が機長に連絡、起こった副操縦士が飛び出してきました。

何事かと機内がパニックになり、館内アナウンスにて喫煙者がいたことが流れ、その後そのトイレは使用できなくなりました。

もちろん飛行機が到着した後、その男性は残されていました。

「加熱式タバコならいいかと思った…」らしいのですが、現在の飛行機は、アイコス(IQOS)やグローなどの加熱式タバコも煙探知機が作動します。

「飛行機に投げ銭!?」
23歳の中国人の女性が、飛行機への搭乗直前に、突如3枚の小銭を飛行機に投げつけて拘留されました。

その理由が、「親戚の子が下痢で体調不良だったので、旅の途中で苦しまないように祈って小銭を投げました。」という内容でした…。

「違法行為だとは知りませんでした。」と釈明はしましたが、もちろん禁止事項のため罰金の支払いを命じられました。

「爆弾持ってます。」
オーストラリア人の19歳の女性が、シドニーに戻る飛行機のインフライト メッセージアプリ(機内専用のメッセージ機能)に、悪ふざけで「わたし爆弾持ってます!」というメッセージを書いてしまいました。

すると…

滑走路を移動していた飛行機がすぐにゲートまで引き返し、その女性は航空法に違反したとして逮捕、起訴されました。

結果、空港に対して恐怖を与えたとして3000ドルの賠償金の支払いと強制送還となりました。

04. まとめ

いかがだったでしょうか。

飛行機にも飛行機専用の航空法というものがあります。

​普通にルールを守っていれば特に問題はありません。

飛行機内には警察はいません。飛行機内では機長がトップです。
機長の命令に背くことは違反となるので注意しましょう。

筆者としては、「爆弾持ってるよ」というメッセージを書いたのに、たった30万なのか。
と思ってしまいました。例え悪戯であっても許されることではありませんよね。

みなさん飛行機に乗るときは気をつけましょう!

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