ウイルスによる恐ろしすぎる症状!正しい対処の仕方とは!
更新日:2022年6月17日

新型ウイルスや、未知のウイルスなどと呼ばれているウイルスはたくさんありますが、その中でも恐ろしいものの1つにインフルエンザウイルスがあります。
インフルエンザのタイプは様々ですが、世界でのインフルエンザの死者数は年間で30万人から60万人にもなります。
日本でも年間で約1万人がインフルエンザで亡くなっているのです。
これは、新型ウイルスよりも遥かに恐ろしいことだと言えるでしょう。
インフルエンザは目には見えず、いつどこで感染するのかがわかりません。
今、元気だと思っていても既に感染しているかもしれません。 いつ発症してもおかしくないのです。
ではインフルエンザや発熱により高熱などが発症した場合、いったいどうすればよいのでしょうか。
今回はインフルエンザや風邪で起こる症状やその対処方について詳しく解説致します。
01.「風邪」と「インフルエンザ」の違い

そもそも風邪とインフルエンザの違いをご存じですか? どちらも同じウイルスよって感染するものですが、インフルエンザのウイルスは、風邪のウイルスとは比べものになりません。 ■風邪 コロナウイルス、ライノウイルス、アデノウイルスなどが有名で、体内の気道などの局所的な部分に感染して発生する病気です。 主に頭痛や発熱、鼻水、鼻づまり、のどの痛みなどの症状が発生します。 基本的に風邪による症状は約1週間程度で回復します。 ■インフルエンザ インフルエンザウイルスによって全身の感染症が発生します。 突然、40℃近くの高熱が発生し、3〜4日続きます。 激しい頭痛や、筋肉痛、関節痛などの全身の痛みがしばらく続きます。 さらに肺炎や気管支炎などの合併症が起こりやすく、糖尿病や肝臓疾患などの慢性疾患がある持病を持つ人は悪化させる危険が高いです。 体力の消耗が非常に激しいので、抵抗力の少ない子どもや高齢者は命にかかわる危険性が高いのです。 このように、インフルエンザウイルスは「かぜ」のウイルスとは比べものになりません。 インフルエンザというのは命をおびやかす病気のことなのです。
02.発熱による症状

インフルエンザでは風邪よりも高熱が発生します。 「人は42度を超えると死に至る。」というのをよく聞くと思います。 ただし、「体内のたんぱく質が固まるから」というのは実は間違いです。 たんぱく質は42度程度では凝固しません。 一般的なタンパク質は50度~65度で凝固が始まるのです。 タンパク質と言うものは、アミノ酸が数珠玉のように連結してできた高分子で、アミノ酸とアミノ酸の間に水素結合という力が働いていて特別な立体構造を保っています。 ただ、これに熱を加えていくと、この水素結合は切断されてしまいます。 つまり、血液に含まれる血清アルブミン(タンパク質)が42度を超えると結合崩壊になってしまうことで、脳細胞と心臓へ深刻なダメージとなって死に至るのです。 よって、「人は42度を超えると死に至る」のです。 高熱が発生した場合は、すぐに病院に行きましょう。
03.インフルエンザにワクチンはない

インフルエンザウイルスは日々進化してます。 インフルエンザは動物や人を介することで、より増殖力の強いウイルスに変性し、増殖・感染を続け、ハイブリッドウイルスへと進化しているためです。 つまり、インフルエンザウイルスは未知なる生命体と同じです。 進化し続けるウイルスに対する完全なワクチンがないため、ウイルスを外へ出さないように街や人を隔離して感染を阻止するという対処をしなければならないのです。
04.まとめ
いかがだったでしょうか。 風邪のウイルスとは違い、インフルエンザウイルスはとても恐ろしいことが分かっていただけたかと思います。 インフルエンザは全身に感染し、高熱や感染症などによって命の危険が非常に高いのです。 また、インフルエンザには完全なるワクチンがありません。 風邪薬では意味がありません。 病院に行けば治るわけではないのです。 インフルエンザの感染を防ぐには、普段の生活から自分で予防するしかありません。 感染してからでは遅いのです。マスクや手洗い、うがいなど常に感染を予防することを意識して行動しましょう。