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宇宙の気温は何度?想像を遥かに越えた衝撃の真実とは!

地球では、温暖化の影響で夏は毎年暑くなっています。

​日本では、埼玉県の熊谷で2018年に41.1度を記録しました。
また世界では、オーストラリアで2019年に49・9度という記録的熱波が何日も続きました。

もう、夏に涼しいところは存在しないんでしょうか。

地下5mでは1年中、気温が15度だそうです。

でもそれは地面の下の話なので、穴を掘ったり地下の部屋に住んでも、暑い空気が流れてくるので意味はありません。

地下鉄はもっと地下深くにありますが、夏はやはり暑いですよね。

逆に、山などの高い所はどうでしょうか。

気温は、1000m登る毎に約6.5℃下がります。

ちなみに世界一高いエベレストは標高8,848mで気温は -30度まで下がります。
これでは生きていけませんね。

では、それよりも高い宇宙の気温はどのくらいなんでしょうか。

なんと、宇宙の気温は、-270.42度です。

一瞬で何でも凍らせてしまう液体窒素でも -196度です。
それよりも遥かに低い気温です。

全く想像が出来ませんね。

また、原子や分子の運動速度によって温度は測られています。

そして、この原子や分子の運動が完全に停止した状態が最低温度となります。
その温度は-273.15度で、絶対零度とも呼ばれています。

つまり、宇宙はほぼ絶対零度の世界なのです。
人間がそのまま宇宙に行けば、寒いと感じる前に一瞬で凍ってしまう…

と、思ってしまいますが実は違うのです。

宇宙にはほとんど空気がありません。
真空の世界です。

よって、宇宙には体を冷やすための空気がないので、体が冷えることがありません。
それとは逆に、体は熱を発し続けます。

地上のように、空気で体が冷めることがないので、体温はどんどん上昇していきます。
そして、最終的に体温による高熱によって人は死に至ります。

つまり、宇宙は絶対零度でありながらも、人間にとっては暑いのです。

宇宙服は体を温めるものではなく、冷却装置が付いているのです。

宇宙では呼吸だけではなく、常に体温を冷やさなくてはいけないという問題もあるのです。

やはり、宇宙に住むというのはそう簡単なことではありませんね。
我々は、今住んでいるこの地球をもっと大事にしなくてはいけないのです!

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