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知らないと危険なワクチンの仕組み!効果とリスクとは?

更新日:2022年6月17日

2020年に発症し、全世界で感染が拡大して多くの犠牲者を出している新型コロナウイルス。


世界中で1日でも早いワクチンの開発が期待されました。


そして、2020年12月から世界で初めてロシア、イギリスがワクチンを開発、接種を開始しました。


あまりにも早期の開発で、副作用などのリスクが懸念されてましたが、世界中でワクチンの成功と接種が期待されています。


でも...


ワクチンを接種したからといって、完全に感染を抑えたり、治ったりするわけではありません!


そもそもワクチンとはいったい何なのでしょうか?


そこで今回は、ワクチンの仕組みや効果、リスクや危険性などを詳しくご紹介します!


ワクチンとは?

人間の体は、ウイルスなどの感染症にかかると、体内に侵入した病原体を攻撃する抗体がつくられ感染症を防ぎます。


この体の仕組みを「免疫(めんえき)」といいます。


この免疫のシステムを利用したものが「ワクチン」なのです!


人工的に弱めた病原体が入ったワクチンを摂取することによって、体内で病原体への免疫を作り、病気になりにくい体勢にするのです。


病原体は人工的に弱めていますが、人によっては熱や発しんなどの副作用が発生します。


ただし、実際の感染症よりも軽い症状で済みます。また他の人に感染させるリスクもほぼありません。


つまり、ワクチンを接種すれば大丈夫ということではなく、体内で免疫が出来る必要があるのです。


そして、この免疫は100%の人に出来るわけではないことも知っておく必要がありますね。


ワクチンの種類

ワクチンには大きく分けて「不活化ワクチン」「生ワクチン」「トキソイド」という3種類があります。


01 不活化ワクチン

ウイルスや細菌の一部を使用したワクチンです。

病原性が無力化した病原体を使用するので安全性は高いのですが、免疫力がつきにくいため、複数回接種する必要があります。


代表的なものとしては、以下があります。


・インフルエンザ

・日本脳炎

・A型、B型肝炎、

・肺炎球菌

・不活化ポリオ

・DT二種混合(ジフテリア、破傷風)

・DPT-IPV四種混合(ジフテリア、百日せき、破傷風、不活化ポリオ)



02 生ワクチン

生きた病原体を使用したワクチンです。ただし、病原体であるウイルスや細菌が持つ病原性は弱めてあります。


これを接種することで、自然に感染して発症した状態と同じ免疫力がつきます。


ただし、病原性が弱いといってもウイルスや細菌は体内で徐々に増えるので、ワクチンを接種してから1~3週間の間に軽い症状が出ることもあります。


代表的なものとしては、以下があります。


・MR(麻しん風しん混合)

・麻しん(はしか)

・風しん、水痘(みずほうそう)

・BCG(結核)

・おたふくかぜ



03 トキソイド

細菌のもつ毒素(トキシン)を取り出し、その毒性を無毒化して免疫を作る能力だけを残したワクチンです。


不活化ワクチンの一種で、連続して他種のワクチンを接種する場合は、6日以上間隔をあける必要があります。


代表的なものとしては、以下があります。


・破傷風

・ジフテリア



ワクチンのリスクや危険性!

このように、ワクチンはウイルスなどの病原体を無効化させるものではありません!


また、免疫の仕組みからも、全ての人に効果があるわけではないこともわかって頂けたかと思います。


新型のワクチンには、これまで体験したことのないような副作用が発生する可能性が大きくあります。


場合によっては命に関わり、その事例も多くあるのです。


ワクチンは主に接種後、約1週間程度で副作用が発生します。ただし長期後に発生する可能性もあります。


よって、治験では接種後、1年程度かけて副作用を確認するのが一般的で、安全性も有効性も十分に確認しながら長い年月をかけてワクチンは開発されるのです。


新型のワクチンを摂取する際は、十分な治験がなされているか、副作用の実例はどんなものがあるのか。などを十分に確認してから摂取するようにしましょう。


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